2008年4月11日金曜日

第二十七段 アジア地域というオセロ盤

2008年4月11日付日経新聞の「貿易・資源エネルギー、中豪が連携強化、首相会談で合意」という記事を読んでいてふと感じたことをとりとめなきまま綴ってみようかと思います。

アジア地域(大体ASEAN+3に該当する領域)で高い政治的影響力を誇る国は二つ。一つは米国。もう一つは中国。ここでアジア地域をオセロ盤に見立て、米国が白、中国は黒とします(別に米国が黒、中国が白でも可)。そうすると日本、台湾、韓国、オーストラリアが白。北朝鮮がグレー、ASEANはシンガポール、ヴェトナムが白寄りのグレー、ミャンマーが黒、インドネシア、マレーシア、カンボジア、ラオスがグレー(やや黒寄り?)という構図が開けるかと思います。(「オセロにグレーなんてないぞ」というツッコミはご容赦下さい。(´ヮ`;))
ここで注目したいのがオーストラリア。地理的な位置としては北の中国とでちょうどASEANを挟み込む位置となっています。そして地域でも有数の経済大国にして世界的資源国。もしここが白から黒(或いはグレー)となった時、その黒化の波は南北から黒組の政治的経済的影響力(圧力)を受けることになったASEAN地域にも波及するでしょう。そうなると白組は苦境に立たされることになります。何故ならASEAN地域は白組諸国(米国、日本、台湾、韓国)にとって、一大原油産地たる中東と自国とを結ぶ大動脈とそのまま重なる地域だからです。そこが黒(中国)勢力に押さえられるとなると、原油の大部分を中東に依存せざるを得ない日本、韓国、台湾が黒組に転じるのは時間の問題となります。
そうなってくると・・・、おや中国海軍のお偉いさんが米国太平洋艦隊司令官に持ちかけたとされる「太平洋分割管理」の実現ですねぇ。( ̄w ̄) 近い将来、「who lost Australia?」なんて問い掛けが米国や日本の外交の場で問われることになったりして。
(逆に南北を中国勢力に押さえられたASEANが米国やインドとの関係強化に動き、「インドを引き込み、米国を留まらせ、中国を締め出す」戦略に打って出る可能性も無いわけではありませんが・・・)

どっちにしろ、日本が中国に対する外交的優位を獲得したいのなら、もっとオーストラリアとの関係に気を使った方がいいと思うのですよ。