2008年4月22日火曜日

第三十五段 今日目にしたニュースへの雑感

今日(2008年4月22日)の朝8時半頃に各ニュースサイトで確認した所、ダウ平均は前週末比24.34ドル安の12825.2ドル。USD/JPY相場は103円台前半でほぼ横ばい。SGXの日 経平均先物6月物、前日清算値比95円安の1万3635円で寄付き。寄り付き前の外資系証券13社経由の注文状況は450万株の売り越し。従って、今日の 日経225は下落と予想する。午後5時頃に結果を確認すると、本日終値は前日比148.73円安の13547.82円。やはり日経225はダウ平均の影から逃れられない運命なんでしょうか?

国際エネルギー機関(IEA)によると、今年は新興市場(中国、インド、ロシア、中東)の石油消費量が初めて米国を上回る見通しだとか。巷では米国 経済変調が騒がれておりますが、いわゆる「BRICs」における経済活動のダイナミズムはまだ健在らしいです。一方で石油消費量増大が中国やインドといった人 口大国経済の燃費の悪さに起因しているであろうことは想像に難くありません。原油市場(WTI)も1バレル=117ドル水準まで達しています。「20世紀 の紛争要因」としての石油は21世紀に入っても暫く現役のご様子。レイセオンやロッキード・マーチンに比べるとノースロップ・グラマンの株価が伸び悩んで いるので、少し梃入れイベントが発生しないかと淡い期待を抱いてしまいます。

最近世界では穀物価格の高騰を背景に、生産国が自国への供給を優先して穀物輸出量を規制する事例が目立ち始めました。そんな風潮に対して日本の農相が「輸入国の立場を表明できる仕組み」をWTOに提唱するとか。「国内農業を守れ」の一点張りで農業分野での市場開放を拒み、FTAやEPAを無期限検討項目に押し込んで貿易立国日本の国益を損ない続けてきた果てに、いざ食料高騰が始まると、大事に大事に育んできた筈の国内農業はろくに役に立たず、遂には生産国に対して「日本にもっと売れ」と言わんばか りの態度を示す。そんな日本農政の厚顔無恥というか見通しの甘さというか・・・、そういったものにある種の微笑ましささえ感じてしまいます。・・・いや正 直ぶっちゃければ、こういったお粗末、支離滅裂、首尾一貫性を欠いた行動と結果しか出せない政策集団の人々を養うために決して安くない税金を納めさせられている事実をまともに考えると、頭の血管が何本あっても足りるものではないので、無理矢理にでも微笑ましさを感じることにして自分を騙しているだけなのですが・・・。(←騙せてない)。

アフリカ・コンゴ民主共和国のコンゴ川流域に、堤高205メートルのダム建設計画が持ち上がっているらしいです。発電量は中国の三峡ダムの2倍を見込んでおり、周辺各国に電力を供給するとのこと。計画が実施された場合、建設資金は恐らく世銀を中心としたシンジケートロー ン方式で実施されるのでしょうが、果たしてどこの金融機関が参加してくるのか、そして実際のダム建設にどの企業が参加することになるのか、一時アフリカへの熱心な資源外交が注目を浴びた中国勢がどこまで存在感を示せるのか、非常に興味深い所です。