2008年8月31日日曜日

第百九段 ここに葉月果て、長月始まる

8月31日、本日の日中は実に清々しき晴天。喜々として洗濯を行う。洗った衣服を干そうとベランダに出てみれば、時折吹く風は乾いた涼しさを帯び、空には大鯉のまさに潜らんとする様を連想させる鱗雲の一群。季節が移り変わらんとしていることを実感する。

ネットでニュースサイトをチェックすれば、明日からのイスラム圏のラマダン入りが報じられている。(日経ネットGulfnews等)。ラマダンは、預言者ムハンマドのメッカからメディナへの聖遷の苦難を偲んで、日の出から日の没するまで断食行が行われる、イスラム教徒にとって重要な月。従って米国やイスラエルのイラン核施設攻撃があるとしても、この月が明けるまでは実行されないと点額法師は睨んでいる(もし実行した場合、米国やイスラエルは完全にイスラム圏の人々を敵に回すことになる)。

9月1日は、同時に米国共和党大会の開催日でもある。実際に開催されるかはハリケーン「グスタフ」の動向に左右されるが、これで共和党、民主党共に正副大統領候補が正式に確定し、覇権国アメリカの次期政権を巡る熱戦が正式に幕を開けることになる。最初の山場である9月26日の大統領候補者討論会はどうなることやら・・・?

そして控える9月11日は。言わずと知れた「911」の日。この恐るべきテロから早7年の時がたとうとしている。このテロが突き付けた「自由と安全の均衡点の所在」、非国家主体でも各種テクノロジーの利用・アクセスが容易になったことによる「ハルマゲドンの民主化」といった問題への回答について、世界はまだ試行錯誤を繰り返している。

金融経済に的を絞れば、9月4日、18日にECB理事会、9月9日にOPEC定例総会、9月16日にFOMC、9月17日にGCC財務相会議がそれぞれ予定されている。特にGCC財務相会議では、オーマーン以外の5カ国による通貨統合準備組織設立が予定されているとのこと。これに関連して米ドルとの関係について要人発言があれば、為替の波乱要因となるだろう。OPEC定例総会では恐らく産油量の現状据え置きか減産が確認されて終わると思われる。

何はともあれ、猛暑と雷雨の8月は今日で終わり。明日から始まる9月には、爽快な涼風とスパァーッと突き抜けるようなクリスタルブルーの空を期待したい所。