2008年12月2日火曜日

第百六十四段 ASEAN首脳会議は延期

12月中旬にタイ・チェンマイで開催予定だった3会議が、いずれも来年3月に延期されたそうです(出典:共同通信)。反政府組織の跋扈・騒擾が止まない現状下、鬼に加えて狸も大笑いしそうな話ですが、至極当然の決定と言えば当然の決定。でも来年かぁ・・・・、それまでASEAN自体が存続しているんですかねぇ?(ぉ

そんなことを感じながら各ニュースサイトをチェックしていると、そのタイ、政権自体が崩壊したようです。

タイのソムチャイ政権が崩壊、憲法裁命令 空港は部分再開へ

 【バンコク=三河正久】タイ憲法裁判所は2日、最大与党「国民の力党」など与党3党が昨年12月の総選挙で党ぐるみの選挙違反をしたと認め、解党を命じ る有罪判決を言い渡した。ソムチャイ首相ら各党幹部は5年間の政治活動を禁じられ、同首相は失職、政権は発足2カ月余りで崩壊した。一方、首相退陣を求め てバンコク近郊の国際空港を占拠していた反政府勢力「民主市民連合(PAD)」は運航再開で空港当局と合意した。

 解党3党の議員はあらかじめ受け皿として設立した別の党に60日以内に移り、連立を維持する構えだ。与党議員らは2日、連立の枠組みを維持することで合 意し、8日にも下院で暫定首相を決める指名選挙を行う。解党により幹部計109人が被選挙権を5年間取り上げられたが、首相を選出する下院では3党を含む 連立与党議員が依然として過半数を占める。(20:22)(出典:日経ネット)

何だか軍部、与党派、反政府派、司法を巻き込んでの泥仕合が一層激しくなっていくような予感がしてなりませんが、このタイの有様を見ていると、学生運動や安保反対闘争の嵐が吹き荒れながらも、その鎮静化に成功した(そして高度経済成長と統治機構の安定化を成功させた)1960年代日本の自民党や霞が関が、本当に偉大な存在に見えてきます(それが今や見る影もなくおちb(以下検閲により削除))。

堪らないは中国でしょうなぁ・・・。EUとの協力強化を誇示して米国にプレッシャーを与える好機でもあったEU・中国首脳会議がチベット問題を巡って中止となり、次いで強大な経済力と豊富な外貨準備高を背景に主役の座が約束されたも同然であったASEAN+3首脳会議、東アジア首脳会議は、不甲斐ないホスト国のせいで「延期」に追い込まれる。何かに呪われたかのように晴れ舞台の予定が潰されていく中国・・・・。誰か「中国調伏」の祈祷でもやってりして・・・・?

国際的な金融危機が本格的に波及してきた日本にとっても、ASEAN+3首脳会議、東アジア首脳会議は、地域諸国と連携して対応策を打ち出すための格好のセレモニーとして利用が見込めただけに、「勘弁してくれ」と言った所でしょうか?

とまれ、来年に延期されたASEAN首脳会議、ASEAN+3首脳会議、東アジア首脳会議の開催場所は、デモ隊や反政府組織が猖獗を極める半端な民主国家よりも、政府の国内統制がしっかりしたヴェトナムかシンガポール、若しくは政情の安定した豪日あたりでやることにした方が良いのではないですかねぇ・・・?
(´ヮ`;)