2008年12月27日土曜日

第百七十九段 「友達」ねぇ・・・・

欧州の動物愛護活動家が自分達の国の獣食文化のみならず、他国の獣食文化にまでケチをつけることは、特段珍しいことではない(韓国の犬食然り、日本の海獣食然り・・・)。ところが今度は、「足のあるもので食べないのは机だけ。空を飛ぶもので食べないのは飛行機だけ」とまことしやかに囁かれる中国で、中国国民(の一部)が自国の獣食文化に物言いをつけたというのだから、なかなか面白い。

槍玉にあがったのは「猫食」。烽火が上がったのは広東省だという(詳細は以下の報道参照)。

「猫は友達、食べ物ではない」

中国、愛猫家が抗議活動

  【北京27日共同】さまざまな動物を食材にすることで知られる中国広東省で、猫を食用としていることへの抗議活動が広がっている。中国の愛猫家はインター ネットなどを通じて連携、「猫は友達で、食べ物ではない」との横断幕を掲げて駅前で街頭活動を行い、活発に世論に訴えている。

 背景には、生活水準の向上や食生活の変化による動物愛護意識の高まりがあるとみられる。猫の肉は広東料理の食材で、住民の一部は滋養強壮に効果があると信じている。煮込み料理に使うため冬場が旬とされ、地元紙によると、この季節には広東で1日1万匹前後が消費される。

 発端は今月上旬、江蘇省南京の駅から箱に詰められた5000匹以上の猫が広東省広州に運ばれたとの報道。これらは野良猫や飼い猫で、1匹10元(約130円)以上で売買され、流通ルートが確立しているという。

 報道はネット上で広まり、激怒した愛猫家20人以上が17日夜、広州駅前で抗議活動。北京の50人以上の愛猫家も広東省北京事務所に抗議の申し入れを行った。(出典:共同通信


猫の旬は冬。そーなのかー。
でも猫の肉って何となく筋張ってそうで、煮込むにしても牛スジと同じように結構時間を要するイメージがあるのだが、その辺どうなのか? (誰に聞いている?)

閑話休題、あの中国で市民が街頭活動を行えるようになってきたことに、何だか隔世の念を禁じえない(まぁ、中国の地方・中央当局にも「小規模で非政治的なデモ・街頭活動ならば、「ガス抜き」として許可・黙認してやってもよかろう」と考えている節があるようだが・・・・)。そして、この猫食抗議活動が発生したのが広東省であるという点から、中国沿海部の豊かさ・経済的余裕が欧州や米国、日本といった先進諸国に比肩しつつあることが改めて実感できる。さて貴州省や青海省、陝西省といった内陸諸省で同様のニュースが聞かれるようになるのはいつのことやら・・・・。

因みに、この中国の愛猫家の態度、「ボールは友達」と言いながら、後に自分たちの怒りをその友達(ボール)にぶつけた、キャプテンな翼君に比べれば、実に首尾一貫した態度と言えるかもしれない。
( ̄w ̄)