2013年7月28日日曜日

第四百八十八段 2013年1月1日~7月28日におけるPLAN艦艇の日本列島近海通過動向一覧

2013年1月1日~7月28日におけるPLAN艦艇の琉球諸島海域通過動向一覧。
・・・・と言いつつ、巷間各種報道等で取り上げられた通り、PLAN艦艇が初の宗谷海峡通過をするといった動きもありましたので、
今回からタイトルも「2013年××月××日~××月××日におけるPLAN艦艇の日本列島近海通過動向一覧」に改めます。

また、それに伴って色の割当も以下のように変更しました。
青→北海艦隊
黒→東海艦隊
赤→南海艦隊

さて、上記でも軽く触れましたが、7月の目玉は何と言っても、日本海でロシア太平洋艦隊との合同演習を実施したPLAN艦艇が、
その後、宗谷海峡→オホーツク海→北得撫海峡→太平洋→宮古海峡→東シナ海 と日本列島をほぼ一周する形で帰還を果たしたことでしょう。
言うまでもなく、日本国の太平洋沿岸部には、東京や名古屋といった、同国にとって死活的に重要な経済地域が広がっているわけで・・・・。その沖合を、決して友好的とは言えない、地政学的な利害で対立点が多い国の軍艦が航行した。
もし今後こうした動きが常態化してくるようなら、日本国の安全保障政策に与える影響は非常に大きなものとなるかと思います。

それにしても、7月は東海艦隊が静かでしたねぇ・・・・。


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年月日クラス番号艦名所属艦隊観測地点進航方向
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2013/07/25旅洲型115瀋陽北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/07/25旅洲型116石家荘北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/07/25江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/07/25江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/07/25福清型881洪澤湖北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/07/13旅洲型115瀋陽北海艦隊宗谷岬西南西250km東進
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2013/07/13旅洲型116石家荘北海艦隊宗谷岬西南西250km東進
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2013/07/13江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宗谷岬西南西250km東進
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2013/07/13江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宗谷岬西南西250km東進
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2013/07/13福清型881洪澤湖北海艦隊宗谷岬西南西250km東進
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2013/07/13旅洋Ⅰ型169武漢南海艦隊上対馬北東110km南進
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2013/07/13旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊上対馬北東110km南進
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2013/07/02旅洲型115瀋陽北海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/07/02旅洲型116石家荘北海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/07/02旅洋Ⅰ型169武漢南海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/07/02旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/07/02江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/07/02江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/07/02福清型881洪澤湖北海艦隊下対馬南西150km北進
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2013/06/08旅滬型113青島北海艦隊種子島東120km西進
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2013/06/08江凱Ⅱ型547臨沂北海艦隊種子島東120km西進
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2013/05/27旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東110km東進
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2013/05/27江凱Ⅱ型547臨沂北海艦隊宮古島北東110km東進
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2013/05/27福清型881洪澤湖北海艦隊宮古島北東110km東進
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2013/05/13江衛Ⅱ型566懐化東海艦隊沖縄本島沖南西660km西進
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2013/05/13江滬V型559佛山東海艦隊沖縄本島沖南西660km西進
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2013/05/07江衛Ⅱ型566懐化東海艦隊与那国島沖北東44km東進
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2013/05/07江滬V型559佛山東海艦隊与那国島沖北東44km東進
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2013/04/16旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊宮古島北東110km西進
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2013/04/16江凱Ⅱ型572衡水南海艦隊宮古島北東110km西進
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2013/04/01旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江凱Ⅱ型569玉林南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江凱Ⅱ級572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江衛Ⅱ型572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01玉昭型572井崗山南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/03/30旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30江凱Ⅱ型569玉林南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30江凱Ⅱ級572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30玉昭型572井崗山南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/02/13旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/02/13江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/02/13江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/01/31旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013/01/31江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013/01/31江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km東進
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参考資料
・(日本)防衛省・統合幕僚監部 報道発表2013

2013年7月15日月曜日

第四百八十七段 スエズ運河近況

ムバラク政権崩壊後、不安定な状況下にあったエジプトの国内情勢が、軍のクーデターによって更に緊張の度を増してきているのは、巷間報じられている通り。

そのエジプトにあって国際物流に大きな役割を果たしているスエズ運河(下地図参照)(注1)の近況について、少しまとめてみようと思う。



まず6月27日。反ムルシー派のデモ活動等で緊張が高まってきたことを受け、エジプト軍が運河警備のために部隊を配備したことが報じられた(注2)。
その後もエジプト軍による警備は緩められることなく(注3)、そのおかげもあってか、7月3日にスエズ運河庁トップから「スエズ運河は平常に稼働している」旨の声明が出され(注4)、その後現在7月14日に至るまで同運河の運航に支障が発生したというニュースは流れていない。

まこと慶賀の至りと言うべきであろう(注5)

ただし、こうした平穏が盤石なものとなっているわけではないことは、米第五艦隊で活動中のキアサージARGがスエズ運河にほど近い紅海北部での展開を開始したことからも窺える(注6)。

詰まる所、7月14日までに報じられているものを集めた限りでは、「運航は平常。ただし、それはエジプト軍の警備強化等に支えられたものであって、楽観視はできない」というのがスエズ運河の現状と言えそうである。

注釈
注1.特に最近は、コンテナ船の大型化が進む一方で、アジア・太平洋地域と米東海岸を結ぶパナマ運河がこれに対応しきれず、 スエズ運河経由でアジア・太平洋地域と米東海岸を結ぶ航路の利用が活発化しつつあった。この辺りの事情については、日本海事新聞の7月8日付「北米東岸航路/スエズ経由、じわり増加。大型化にメリット」を参照のこと。
注2.GulfShip Newsの2013年6月27日付「Armed forces deployed along the Suez Canal」を参照のこと。
注3.エジプト軍部隊によるスエズ運河警備の強化については、gCaptainの7月2日付「Egypt Military Steps Up Suez Patrols to Secure Global Trade Link」や日本海事新聞の7月10日付「エジプト海軍/「検査非協力なら拘束」。スエズ運河、政変が波及か」を参照のこと。
注4.ロイターの7月3日付「Suez Canal secured, unaffected by Egypt events: statement」を参照のこと。
注5.もっとも、船舶運賃の上昇やそれによって運ばれる市況商品(例えば原油)の価格上昇が利益に結び付く人、企業にとっては評価は逆になるだろう。
注6.キアサージARGの紅海北部展開については、ahramonlineの7月11日付「US Navy ships in Red Sea move close to Egypt as precaution」を参照のこと。なおUSNI Newsの7月12日付「Updated: No Tasking for U.S. Marines Near Egypt to Intervene in Conflict」によれば当該ARGの紅海北部展開について米軍当局は「エジプト情勢への介入を計画したものではない」旨の声明を発表している。またエジプト情勢や米軍の動きとどの程度関連したものかは不明だが、7月5日にはNATOの第2常設対機雷グループがスエズ運河を通過して紅海入りしている。

参考資料
・ahramonline 「US Navy ships in Red Sea move close to Egypt as precaution」 7月11日
・gCaptain 「Egypt Military Steps Up Suez Patrols to Secure Global Trade Link」 2013年7月2日
・ GulfShip News 「Armed forces deployed along the Suez Canal」 2013年6月27日
・NATO 「NATO Mine Countermeasure Group transits through Suez Canal on its way to the North Red Sea」 2013年7月5日
・USNI News 「Updated: No Tasking for U.S. Marines Near Egypt to Intervene in Conflict」 2013年7月12日
・ロイター 「Suez Canal secured, unaffected by Egypt events: statement」 2013年7月3日
・日本海事新聞 「北米東岸航路/スエズ経由、じわり増加。大型化にメリット」 2013年7月8日
・同上 「エジプト海軍/「検査非協力なら拘束」 2013年7月10日

2013年6月30日日曜日

第四百八十六段 Road of the Lord

欧米から長年「まつろわぬ国」として排撃され続け、その反射として中国が独占的な影響力を保持してきたミャンマーが、ここ最近、俄かに開放政策、対西側融和策に打って出てきた。
これを受け、地理的要衝に位置する同国への影響力を巡って周辺諸国の動きが活発化している。

そうした動きの中で最近気になったのが、地政学的なライバル関係にあるインドと中国がそれぞれ提示した高速道計画である。

まずインドの高速道計画だが、これは、シン首相がタイ訪問の折に発表したもので、インド、ミャンマー、タイの三カ国を高速道で連結しようというものである(注1)。
より細かく見ていくと、インド東端のMorehからミャンマーのマンダレー及びヤンゴンを経由してタイ西部Mae Sotを結ぶ高速道を敷設しようというものだ。
もし当該計画が実現すれば、多大な人口を抱えるベンガル地方と製造業の集積進むタイとがミャンマーを介して繋がることになるし、更にタイから東に延びる東南アジア東西回廊を通じてベトナムやカンボジアとの連結も視野に入ってくる(注2)。

次に、伝統的にミャンマーに強い影響力を保持してきた中国が提唱した高速道計画である。
これは交通運輸部副部長がバングラデシュを訪問した時に提唱したもので、バングラデシュ、インド、ミャンマー、中国の四ヶ国を高速道で繋ぐという構想だ(注3)。
だが、当該構想は、現時点で四ヶ国の何処と何処を結ぶのかを具体的には提示していない。
果たしてバングラデシュ、インド、ミャンマー、中国はどのようなルート構成になるのだろうか。
それを占う上で参考とすべき事例と考えられるのが、13世紀の大元ウルスによるパガン朝侵攻作戦である。
当時、クビライ率いるモンゴル帝国(大元ウルス)にとって、雲南は、金銀の一大生産地として(注4)、そして服属間もない江南の地を背後から牽制する基地として極めて高い重要性を有していた(注5)。
そんな雲南を度々脅かしていたのがミャンマーの地に君臨していたパガン朝だ。
この目の上の瘤とでもいうべきパガン朝が1287年に王位を巡る混乱に陥ると、雲南に出鎮していた梁王エセン・テムル(クビライの孫)はすかさずパガン朝攻略の兵を挙げ、その都にまで進攻した(注6)。
この時の進攻ルートは、雲南永昌からバモーを経てパガンに至るものであった。

そのインド-ミャンマー-タイ高速道計画とモンゴル帝国のパガン進攻ルートをまとめて図示したのが以下の地図である。


当該地図を見ると、インド-ミャンマー-タイ高速道計画とモンゴル帝国のパガン進攻ルートとが大体ミャンマー中部、マンダレーの辺りで交差していることが分かる。
そこから考えると、バングラデシュ-インド-ミャンマー-中国高速道計画における中国へのルートとしては、マンダレーから北東に進んで中国雲南省保山に至るルートが浮上してくるのではないか。

またもし仮に、ベンガル地方、雲南、インドシナ半島、そしてインド洋の結節点にあたるミャンマーの交通インフラ整備に於いてある国が独占的な主導権を握ることになれば、その国は、そのまま、東南アジア大陸部からその先に広がる南シナ海の勢力均衡においても主導権を握ることになるだろう。

注釈
注1.インドのシン首相が提唱したインド-ミャンマー-タイ高速道計画については、THE HINDU紙の2013年5月30日付「India, Thailand hopeful of trilateral highway by 2016」を参照のこと。
注2.東南アジア大陸部を貫く幹線道路網については、JETROアジア経済研究所の「大メコン圏経済協力 ─実現する3つの経済回廊─」が詳しい。
注3.中国交通輸送部副部長によるバングラデシュ-インド-ミャンマー-中国高速道計画については、Bangladesh Sangbad Sangsthaの2013年6月26日付「China proposes to build Bangladesh-Maynmar-China-India highway」を参照のこと。
注4.1328年時点の統計で、雲南が中国の金銀生産量に占めた割合は、金で38%、銀で65%を占めたという。また、後の明代には金銀共に明全体の8~9割を占めたこともあったという。
注5.雲南がモンゴル帝国の支配下に入ったのは1254年。他ならぬクビライ自身が率いた遠征軍によるものであった(当時クビライは兄モンケ・カーンから対南宋経略を任されていた)。そして長らく南宋の支配下にあった江南地方がモンゴル帝国の支配下に入ったのが、1276年である(もっとも南宋残存勢力の抵抗はその後3年程度続く)
注6.「元史」巻二百一十 列伝第九十七  外夷三 緬國を参照のこと。なお雲南に出鎮していた梁王エセン・テムルの血脈については、牛根靖裕「元代雲南王位の変遷と諸王の印制」が詳しい。

参考資料
・Bangladesh Sangbad Sangstha 「China proposes to build Bangladesh-Maynmar-China-India highway」 2013年6月26日
・MHK取材班 「大モンゴル3 大いなる都 巨大国家の遺産」 1992年9月 角川書店
・THE HINDU 「India, Thailand hopeful of trilateral highway by 2016」 2013年5月30日
・牛根靖裕 「元代雲南王位の変遷と諸王の印制」 2008年 立命館文學608 (20081200)所収
・石田正美・工藤年博編  「大メコン圏経済協力 ─実現する3つの経済回廊─」 2007年 JETROアジア経済研究所
・宋濂撰 「元史」 1369年

2013年6月22日土曜日

第四百八十五段 2013年1月1日~6月22日におけるPLAN艦艇の琉球諸島海域通過動向

2013年1月1日~6月22日におけるPLAN艦艇の琉球諸島海域通過動向一覧

PLAN各艦隊の艦艇による琉球諸島海域を超えての西太平洋(フィリピン海)入りですが、
現時点で、「北海艦隊→南海艦隊→東海艦隊→北海艦隊」というローテーションで回ってますね。

次に西太平洋入りするのは東海艦隊の艦艇でしょうか?


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年月日クラス番号艦名所属艦隊観測地点進航方向
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2013/06/08旅滬型566青島北海艦隊種子島東120km西進
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2013/06/08江凱Ⅱ型566臨沂北海艦隊種子島東120km西進
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2013/05/27旅滬型566青島北海艦隊宮古島北東110km東進
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2013/05/27江凱Ⅱ型566臨沂北海艦隊宮古島北東110km東進
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2013/05/27福清型566洪澤湖北海艦隊宮古島北東110km東進
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2013/05/13江衛Ⅱ型566懐化東海艦隊沖縄本島沖南西660km西進
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2013/05/13江滬V型559佛山東海艦隊沖縄本島沖南西660km西進
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2013/05/07江衛Ⅱ型566懐化東海艦隊与那国島沖北東44km東進
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2013/05/07江滬V型559佛山東海艦隊与那国島沖北東44km東進
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2013/04/16旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊宮古島北東110km西進
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2013/04/16江凱Ⅱ型572衡水南海艦隊宮古島北東110km西進
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2013/04/01旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江凱Ⅱ型569玉林南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江凱Ⅱ級572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江衛Ⅱ型572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01玉昭型999井崗山南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/03/30旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30江凱Ⅱ型569玉林南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30江凱Ⅱ級572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30玉昭型999井崗山南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/02/13旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/02/13江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/02/13江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/01/31旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013/01/31江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013/01/31江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013年5月25日土曜日

第四百八十四段 2013年1月1日~5月26日におけるPLAN艦艇の琉球諸島海域通過動向

2013年1月1日~5月26日におけるPLAN艦艇の琉球諸島海域通過動向一覧

現在の所、北海、東海、南海各艦隊の艦艇が満遍なく通過してますね。


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年月日クラス番号艦名所属艦隊観測地点進航方向
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2013/05/13江衛Ⅱ型566懐化東海艦隊沖縄本島沖南西660km西進
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2013/05/13江滬V型559佛山東海艦隊沖縄本島沖南西660km西進
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2013/05/07江衛Ⅱ型566懐化東海艦隊与那国島沖北東44km東進
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2013/05/07江滬V型559佛山東海艦隊与那国島沖北東44km東進
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2013/04/16旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊宮古島北東110km西進
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2013/04/16江凱Ⅱ型572衡水南海艦隊宮古島北東110km西進
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2013/04/01旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江凱Ⅱ型569玉林南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江凱Ⅱ級572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01江衛Ⅱ型572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/04/01玉昭型999井崗山南海艦隊沖縄本島沖南西650km西進
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2013/03/30旅洋Ⅱ型170蘭州南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30江凱Ⅱ型569玉林南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30江凱Ⅱ級572衡水南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/03/30玉昭型999井崗山南海艦隊沖縄本島沖南西640km東進
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2013/02/13旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/02/13江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/02/13江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km西進
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2013/01/31旅滬型113青島北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013/01/31江凱Ⅱ型538煙台北海艦隊宮古島北東100km東進
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2013/01/31江凱Ⅱ型546塩城北海艦隊宮古島北東100km東進
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参考資料
・防衛省・統合幕僚監部 報道発表2013

2013年5月23日木曜日

第四百八十三段 いろいろやろうぜ(海で) 補遺

当ブログの前段で取り上げた江衛Ⅱ級フリゲート艦懐化、江滬-V級フリゲート艦佛山、補給艦千島湖の3隻(いずれもPLAN東海艦隊に所属)からなるチームの遠洋航海訓練だが、その活動範囲について2013年5月22日に興味深いニュースがあったので、前段の補遺としてこれを取り上げる。

その興味深いニュースというのは、中国国防部のサイト(簡体字版)に掲載されていた以下のものである。
5月21日下午,东海舰队远海训练舰艇编队在完成历时16天的远海训练任务后,返回福建某军港。

    由导弹护卫舰“怀化”舰、“佛山”舰和综合补给舰“千岛湖”舰组成的舰艇编队,先后航经与西水道、西太平洋、巴士海峡、西沙等海区,总航程4000余海里,编队完成了广阔海域机动、综合攻防作战、海上补给和战伤救护等20多个课题的演练。

    在西太平洋训练期间,“怀化”舰官兵举行了甲板宣誓签名活动。在穿越巴士海峡进入南海海域后,编队按计划组织了临检拿捕、岛礁防卫作战、舰机协同等演练。

    编队指挥员陈琳认为,通过远海训练,装备经受了较长时间、较高强度连续使用的考验,摸索出了护卫舰编队在大洋训练和作战的方法,也检验了部队遂行相关任务的能力。同时编队在相关海域天气、水文和编队后勤保障上也积累了大量数据,为今后远海训练积累了宝贵资料。

    陈琳同时表示,这次编队远海训练充分展示了官兵特别能吃苦、特别能战斗的精神,在海上训练中体现出忠诚的信念、灵活机动的战术和勇猛顽强的作风。
(2013年5月22日付 中華人民共和国国防部)
記事は遠洋訓練航海に出ていた懐化、佛山、千島湖の3隻が5月21日午後に福建の某軍港へ帰港したことを伝えるものなのだが、注目したいのが第2段落である。そこには航行を行った海域として西太平洋(フィリピン海)に加え、そこと南シナ海を隔てるバシー海峡(巴士海峡)、ベトナムとの領有権争いを抱える南シナ海の西沙諸島の名がそれぞれ挙がっている。
次に第三段落に目を向けると、バシー海峡を越えて南シナ海に入り、西沙諸島まで足を延ばしたのは、どうやら懐化のみであるようだ。

そこに前段でも使用した防衛省の報道資料等を重ね合わせると、懐化、佛山、千島湖からなるチームは次のような展開をしたと考えられる。


まず黄色矢印1での動きだが、5月6日午前に福建の某軍港を揃って出航した懐化、佛山、千島湖のチームだが、彼らは東シナ海上で懐化と佛山の組と千島湖のみの二手に分かれ、翌7日に懐化と佛山の組が与那国島-西表島間海域を超えてフィリピン海入りを果たした。

次に黄色矢印2での動きだが、具体的な日付は不明なものの、フィリピン海に入った懐化と佛山は時をおかずに更に二手に分かれ、佛山がフィリピン海に留まる一方、懐化はそこから航路を西にとってバシー海峡を越え、南シナ海の西沙諸島まで足を延ばした。

そして黄色矢印3での動きだが、こちらも具体的な日付は不明なものの、西沙諸島海域や南シナ海での航行・訓練を行った懐化は、それを終えると今度は逆にバシー海峡を東に抜けてフィリピン海入りし、そこで佛山と合流した。

最後に黄色矢印4での動きだが、フィリピン海で合流した懐化と佛山は5月13日に宮古海峡を越えて東シナ海入りし、そこで千島湖とも合流を果たして5月21日に福建の某軍港へ3隻揃って帰還した。

以上が懐化、佛山、千島湖の動きに関する新たな報道とそれら表沙汰になっている情報にのみ依拠した愚察である。

これと冒頭に記した報道とを以て前段の補遺とするものである。

参考資料
・中国国防部 「东海舰队舰艇编队圆满完成远海训练任务」 2013年5月22日

2013年5月19日日曜日

第四百八十二段 いろいろやろうぜ(海で)

「最新」と言うにはややとうがたったニュースだが、表題の如く、PLAが東シナ海で珍しいことをやっていたので、そのまとめ。

まず一つは、PLAで配備が進んでいる 新型国産攻撃ヘリWZ-10(武直10)が、東シナ海海上にて海上作戦能力向上等を目的とした訓練を実施したというもの(注1)。
攻撃ヘリは一般的に陸軍に配備されるもので、その点は中国人民解放軍のWZ-10も変わりはない。そんなWZ-10が、従来の担当範囲である陸上を超えて海上での作戦能力向上を目的に訓練を実施したというのだから、なかなかに興味深い事象である 。

訓練が実施されたのは4月8日。新華社サイトが以下のように報じている(注1)

4月8日,某海域深处,机声轰鸣,铁翼飞旋,数架战鹰时而高仰角拉起、大坡度俯冲;时而快速精确编队、紧急疏散。

这是南京军区某陆航旅武直-10飞行编队首次挺进深海海域,组织海上大机群、远距离、超低空突防训练。

早上7点30分,战鹰超低空编队冲入海空、疾速向南。挺进深海,飞行员似乎有了更好的施展舞台,战机也格外勇猛。

这时,一直贴着海面的机群突然拉起,蛟龙出海般仰头扶摇直上,在最高点悬停片刻便俯冲而下。

“刚才是机群选择隐蔽机动航线,对海上目标进行模拟攻击!”空中指挥员、该旅旅长司启富介绍。

“海上远距离飞行,如何实施精确指挥?”笔者发问。

司启富说:“我们构建了岸上、空中、海上三位一体的指挥控制网,利用中继指挥、编队指挥、数据指挥等多种方法,实施不间断的指挥控制与引导。”

编队继续挺进,海浪越来越大。这时,机群突然以20度左右的俯角先后冲向海面,像数柄锋利匕首刺向大海。该旅领航科长王华东介绍:“这是掠海飞行,最低时离海面不到10米,这套战术动作特别考验飞行员的技术和心理素质。”

“为什么要飞这么低?”这样的惊险动作令笔者心有余悸。

“攻击对手首先要保存自己。未来海战,高度越低越能规避敌雷达探测,越能凸显超低空杀手的优势!”盛建忠参谋长告诉笔者。

“我们利用传统与现代、人工与系统相结合的领航方式,提高了飞行员远海精确领航的能力。”王华东告诉笔者。

此时,机群迅速变成稳固的大三角队形,间隔均匀、高度一致,就像被一个人操控。

正午时分,4个多小时的飞行训练结束。喧嚣一时的大洋恢复了平静,但它记录了中国新一代武装直升机飞向深海的壮美航迹。

谈起这次训练的收获,飞行大队陈德刚大队长难掩兴奋:“我们进行过多次深海训练,武直-10在战术机动、火控系统和指挥通信等方面的优势明显。”

据现场指导的军区陆航处处长李召斌介绍,这是全军陆航部队武直-10首次亮剑深海练兵场。检验了远海复杂海况下,大机群编队掠海模拟攻击、远距离超低空突防等课目,在海上最大载重飞行、最大航程飞行、最远指挥通信、多手段指挥引导等方面取得重大突破,有效提升了海上远距离作战能力。(邱柏星 叶建军)
2013年4月8日付 新華社

今回の海上訓練に投入されたWZ-10攻撃ヘリだが、その最大航続距離は大体800kmと目されている。従って、戦闘地域に向かってそこで戦い、帰還するということを考えると、その作戦行動半径は大体260km前後(注2)。これがどんな意味を持ってくるかを示したのが以下の地図。



北から順に、中国大陸と東シナ海ガス田地域との距離が大体320~350km(地図内赤矢印1)、中国大陸と尖閣諸島の距離が大体360km(地図内赤矢印2)、そして最後に中国大陸と台湾台北との距離が大体200km弱。これを見ると、WZ-10の海上訓練が持つ意義と言うのは、現時点では日本国にとってよりも台湾にとっての方が大きいと考えられよう。

もう一点気になったのが、5月6日に同じく新華社が報じた以下のニュース。

按照海军年度军事训练计划,由东海舰队导弹护卫舰怀化舰、佛山舰、综合补给舰千岛湖组成的远海舰艇编队,今天上午驶离福建某军港,赴西太平洋进行远海例行训练。(央视记者胡善敏)
(2013年5月6日付 新華社)
記事内容としては、江衛Ⅱ級フリゲート艦懐化、江滬-V級フリゲート艦佛山、補給艦千島湖の3隻が、西太平洋(フィリピン海)での訓練のため、当日午前中に福建の港から出航したというもの。
これだけであれば、PLANが近年活動を活発化させていることを考えるとさして珍しくないのだが、興味深いのが懐化、佛山、千島湖の動きである。

まず懐化、佛山、千島湖は3隻揃って福建から船出した。その後、当該船団はフィリピン海を目指して航路を西に取るのだが、その際、彼らは通常よく用いられる宮古海峡ではなく、与那国島-西表島間の海域を通過している(注3)。
更に、こうした動きをキャッチした日本防衛省の発表によれば、当該海域を通過したのは懐化、佛山の2隻のみ(注4)、つまり船団は途中で二手に分かれ、千島湖は1隻で東シナ海に留まった形になる。
その後、フィリピン海入りした懐化と佛山は13日に宮古海峡を通過して東シナ海に戻ったことが確認されている(注5)。船団のその後の動きについては報道が無いので推測になってしまうが、恐らく東シナ海入り後、懐化と佛山は東シナ海で待機していた千島湖と合流して帰港したのだろう。
こうした船の動かし方も以前は殆ど目にすることのなかったパターンである(少なくとも報道等で表沙汰になっているものに関しては)。



こうしたPLAの動きから何が言えるか。

中国政府や軍の意思決定中枢の考えを寸分違わず見通すことはできようもないが、現在までの各種報道を見るに、中国は海洋軍事力について様々な試行錯誤を積み重ねることで、展開可能な地理的範囲・経路を拡大させると共に、陸軍や海軍といった軍種の壁、或いは海軍内での北海、東海、南海各艦隊といった組織の壁を越えたより柔軟性富んだ運用力を向上させつつあるということは間違いなく言えるだろう。

従って今後、南海艦隊の艦艇が東シナ海やフィリピン海で、または北海・東海艦隊の艦艇が南シナ海で、といった具合にPLAN艦艇が所属艦隊の伝統的な活動範囲を超えた活動を活発化させことは勿論、PLANの有する揚陸艦とPLAの有する各種ヘリとの間での統合訓練が実施されるといったことも予測できよう。

注釈
注1.抄訳的ではあるが、当該記事の内容は中国網の日本語版サイトに掲載された2013年4月30日付「攻撃ヘリWZ-10、初の深海海域演習を実施」でも読むことができる。
注2.無論、これは固定不変の数字ではなく、気象条件や搭載する兵器の種類や量にも左右され、変動幅があるものであることは言うまでもない。
注3.時事通信の2013年5月7日付「中国艦2隻が一時接続水域に=与那国と西表間通過-防衛省」によれば、PLAN艦艇が与那国島-西表島間海域通過が確認されたのは、今回で3回目ということである。
注4.防衛省・統合幕僚監部の2013年5月7日付「中国海軍艦艇の動向について」による。
注5.防衛省・統合幕僚監部の2013年5月13日付「中国海軍艦艇の動向について」による。

参考資料
・時事通信 「中国艦2隻が一時接続水域に=与那国と西表間通過-防衛省」 2013年5月7日
・新華社 「现场直击:武直-10首次挺进深海海域砺突防(图)」 2013年4月13日
・中国網 「攻撃ヘリWZ-10、初の深海海域演習を実施」
・防衛省・統合幕僚監部 「中国海軍艦艇の動向について」 2013年5月7日
・同上 「中国海軍艦艇の動向について」 2013年5月13日

2013年4月1日月曜日

第四百八十一段 Beyond The Bashi Channel

過日、中国北海艦隊に所属する旅滬級駆逐艦青島、江凱II級フリゲート艦煙台及び塩城の3隻が、宮古海峡を越えてフィリピン海に入った後、台湾島とフィリピン・ルソン島の間にあるバシー海峡を越えて南シナ海南沙諸島一帯にまで足を延ばした一件があった。

従来の中国人民解放軍海軍(以下「PLAN」と表記)の艦艇の動かし方とは異なったパターンということもあって、物珍しく思い当ブログでも取り上げたのだが(注1)、今回、またもやPLANの艦艇がバシー海峡を越えたようである。

2013年3月29日付で新華社が次のように報じている。

正在进行远海训练的海军南海舰队联合机动编队29日6时许驶入巴士海峡,向西太平洋预定训练区航渡。

井冈山舰兵力群和兰州舰兵力群先后进入巴士海峡。通过海峡后,编队各舰将再次会合并航渡入西太平洋训练区,继续按计划开展海上维权、远海机动拦截、重要海区海上管控等科目的训练。

“与前期训练相比,下一步训练面临情况更加复杂,更加贴近实战,对各级指挥员的要求也更高。”编队指挥组组长林海说,编队希望通过这一系列的针对性训练,进一步掌握装备在西太平洋海区的实际性能,进一步检验编队远海精确打击、一体防空作战的相关战法训法,进一步细化完善海上维权、反恐反海盗等非战争军事行动的方案预案,加强探索在远离岸基情报信息支援下提高编队体系作战能力的方法。

巴士海峡位于我国台湾岛与菲律宾巴坦群岛之间,是连接南海和太平洋的重要海上国际航道。“巴士海峡为非领海海峡,编队通过巴士海峡到西太平洋公海海域组织正常训练,符合《联合国海洋法公约》等国际法,也是世界各国海军的通行做法。”南海舰队军事法院审判员王志和说。

近年来,海军多次组织部队在太平洋海域进行多科目合成训练,水面舰艇昼夜航行训练从数百海里到数千海里,航空兵长途奔袭由一般气象条件到复杂气象条件。

气象资料显示,在冷空气的影响下,巴士海峡未来数小时内风力有所加大、海况比较差,但大风浪持续时间较短,对我舰艇编队航行和训练不会造成明显影响。

截至目前,编队已连续航行11昼夜,总航程约2800海里。
(2013年3月29日付 新華社)
上記記事によると、PLAN南海艦隊に所属するドック型揚陸艦井崗山、江凱II級フリゲート艦の玉林と衡水、蘭州級駆逐艦の一番艦である蘭州の計4隻からなるチームが、29日、バシー海峡を越えて西太平洋(フィリピン海)に入ったという。

この井崗山、玉林と衡水、蘭州の4隻は、南海艦隊司令部のある広東省湛江を出港し、今月20日前後から南シナ海南沙諸島一帯での訓練(揚陸訓練含む)・巡廻活動を繰り広げていた(注2)。それが針路を北に向け、29日にはバシー海峡を越えてフィリピン海に入ったのである。

この井崗山等の航路を大まかに図示すると以下のような形になる(地図上の赤矢印が井崗山等の航路を示す)。


先月、宮古海峡→フィリピン海→バシー海峡→南シナ海という順序で足を延ばした北海艦隊所属の青島、煙台及び塩城の航路をほぼ逆に辿る形の航路と言えるが、これを見ていて気になって来るのが、今回南シナ海からバシー海峡を抜けてフィリピン海入りした艦艇に中国新鋭の揚陸艦たる井崗山が含まれているという点である。

そもそも、PLANが揚陸作戦を実施する可能性がある場所というのを考えると、最近は南シナ海の西沙・南沙諸島、東シナ海の尖閣諸島に注目が集まりがちだが、やはり最大の焦点となるのは台湾であろう。そして、その台湾に対する中国の軍事的脅威は、航空機や軍艦であれ、弾道ミサイルであれ、多くが台湾海峡を越えてくる、いわば「西からの脅威」として一般に語られてきた。
しかし、PLAN北海・東海艦隊の艦艇が宮古海峡を越えてフィリピン海での活動することが珍しくもなくなってきた昨今、そこに加えて、今回の井崗山のバシー海峡越えを皮切りに、PLAN南海艦隊の揚陸船やその他軍艦がフィリピン海での活動を恒常化させてくるようだと、台湾にとって従来の「西からの脅威」に加え、「東からの脅威」、更には「東西挟撃という脅威」がより一層不気味さを増してくるのではないかと考えられる。

注釈
注1.当ブログの第四百七十八段「中国北海艦隊艦艇、南シナ海へ行く」を参照のこと。
注2.南シナ海で訓練・巡廻を実施している井崗山、玉林と衡水、蘭州の様子ついては、新華社が2013年3月22日付「本网记者实拍海军远海训练舰艇在南海编队航行」で写真を掲載と共に紹介している

参考資料
・新華社 「本网记者实拍海军远海训练舰艇在南海编队航行」 2013年3月22日
・同上 「海军舰艇编队从巴士海峡驶向西太平洋 」 2013年3月29日

2013年3月31日日曜日

第四百八十段 中国はバルカンで・・・・

日本においては、「中国」というと、沿海部を中心とした日本との経済的な繋がり、尖閣を巡る領有権争い、PM2.5といった汚染物質の日本への渡来といった具合に、地理的に言えば大体東経115度以東での動向に世間や報道の関心が寄せられる。

こうした状況下では、「中国の政府や企業の活動や関心の在り様は、なにも日本に面した部分にだけ向かっているわけではない」という至極当たり前のことすら忘れられがちになってしまう。
当該段では、それに対するささやかな解毒剤として、極東を遠く離れた東経22、23度辺り、具体的な地名で言えばバルカン半島、そこにおける大型インフラ案件への中国の関与を取り上げる。

具体的には以下の4案件である。

1.ギリシャ・ピレウス港
Hewlett-Packard (HP) signed a deal with China Ocean Shipping (Group) Company (COSCO) on Friday, agreeing that the former will use the latter's cargo terminal in the Greek port of Piraeus as a transit center.

The signing ceremony was also attended by Greek Prime Minister Antonis Samaras and four government ministers.

HP, a leading U.S. information technology firm, will distribute its products in Southern and Eastern Europe, Mediterranean and Central Asian countries through the facilities of COSCO, one of the world's biggest container terminal operators.

The agreement was signed one day after the completion of a 17-km rail line linking the port of Piraeus with Greece's inter-European railway networks and connecting the container terminal in Piraeus to the Thriassio Plain, Greece's main logistics hub.

HP will transport its products by sea from Northeastern Asia to the COSCO terminal at Piraeus and from there by rail to Central and Eastern Europe using Trainose trains.

The process of transporting HP's products from Asia to Europe had become costly and time-consuming and Friday's agreement will enable the U.S. company to distribute its products to Central and Eastern Europe seven days faster than the route followed up to now through ports in Northern Europe.

The merchandise will be shipped to Piraeus, to be loaded on Trainose train wagons, which will then convey the shipment through the Former Yugoslav Republic of Macedonia (FYROM), Serbia, Hungary and Austria to the Czech Republic.

"Piraeus is today a vehicle of strong development for Greece," Samaras said in his speech at the ceremony, noting that Piraeus is becoming "a very important hub of the trans-European transport network."

"We hail the signing of the agreement between two private companies of global range, COSCO and Hewlett-Packard, which use this infrastructure and operate successfully within this new framework of trust and stability that we create today in our country," Samaras said.

The agreement initially provides for the transport of 20,000 HP containers annually, Tony Prophet, HP's senior vice president for operations, told media after the ceremony.
(2013年3月2日付 China Economic Net)
上記記事によると、中国国営海運企業COSCOが物流拠点を置くギリシャ・ピレウス港と周辺域を繋ぐ鉄道網が完成したことを受け、COSCOとギリシャ当局、そしてHP社との間で、COSCOが同港にて運営する貨物ターミナルをHP社が欧州向け貨物の陸揚げ拠点、そして中東欧への配送拠点として本格利用することで正式な契約が成立したという。
 COSCOの出資を起爆剤として能力増強の動きが続いているピレウス港については、他にも世界的な大手企業が物流拠点として関心を示しているとされており、今後、同港を運営するCOSCOが単なる運び屋からモラーマースクのような港湾運営等も包摂した一大海運コングロマリットへと脱皮することに成功するのかとも合わせて、興味深い所である(注1)。

2.セルビア・ベオグラード-ハンガリー・ブダペスト間高速鉄道敷設計画
Tanjug is quoting Serbian Ministry of Transport sources who on Thursday said that the rail would have trains traveling faster than 300 km/h.

The total value of the investment would add up to EUR 2 billion, early estimates show.

According to Chinese representatives, officials should discuss the possibility of building the railway for trains that go at speeds of over 300 km/h since it would be built in almost perfect conditions thanks to the environment.

Trains connecting the two countries would be modern, of the latest generation which are used in China nowadays.

Hungary knows about the idea and the first steps in terms of the initiation of talks have been made, and report about this has been presented during the recent meeting between the head of the Economic Department of the Chinese Embassy in Belgrade and Serbian Minister of Transport Milutin Mrkonjić, the news agency reported.

Talks on the model and the ownership structure of the project should also be conducted. At this stage, it is known that Chinese investors allocated the funds from the Chinese Development Fund aimed at investments in south-east Europe.

Chinese officials suggested that loans should be ensured and this matter should be discussed by the governments of Serbia and Hungary.

The Chinese initiative for the construction of high-speed rail was also discussed at the session which the joint Hungary-Serbia commission held last December, and it was included in the conclusions on the commission's work.

According to analyses issued so far and the data procured from economic and expert teams, the railway would pay off and its construction would be justified since the flow of passengers, goods and capital between the two countries is constantly increasing.

Back in 1992, the European Commission defined the idea for the construction of the Belgrade-Budapest railway as one of the priorities in the sector of the development of railway infrastructure.

(2013年2月21日付 B92)
上記記事によると、セルビア・ベオグラード-ハンガリー・ブダペスト間高速鉄道敷設について、両国は中国で現在利用されている技術の導入に関心を示しており、セルビアの交通大臣が当該案件について駐セルビア中国大使館経済商務処トップと会談を持ち、中国側からは当該案件に係るローンについてセルビア・ハンガリー両国政府の保証が付されるべきこと等の提案があったという。

3.セルビアにおける高速道路建設案件
The contract was signed on Friday by Serbian Minister of Regional Development and Local Self-Government Verica Kalanović and representatives of the China Road and Bridge Corporation (CRBC).

This is the preliminary contract on construction of the Morava corridor in central Serbia, a 6-lane highway from Pojate to Preljina, 109.6 km long, where works could start in early spring, and construction of a 4-lane highway from Novi Sad to Ruma, 27 km long including the construction of a tunnel through Mt. Fruška Gora.

Projects for the Novi Sad-Ruma highway in northern Serbia are yet to be completed, and will be finished in 2013, Kalanović said.

The works will be financed by the China Exim Bank under very favorable conditions - payment period of 20 years, grace period of five years, and a maximum interest rate of 2.5 percent.

Kalanović said that the timeframe for the construction of the Morava corridor is 4 years, and for the Novi Sad-Ruma highway 30 months. It has been envisaged that the Serbian firms will have a 45 percent share in realization of the projects, and the average cost per kilometer will be EUR 4.72 million.

The CRBC is already building a bridge over the Danube River in Belgrade, between the municipality of Zemun and the Borča neighborhood.
(2012年12月28日付 B92)
上記記事によると、セルビアの地域開発自治大臣と中国国営インフラ建設企業CRBC(中国路桥工程有限责任公司)責任者との間で、セルビアにおけるPojateとPreljinaを繋ぐ総延長約110kmの高速道路及びNovi SadとRumaを繋ぐ総延長約27kmの高速道路の建設に係る契約が調印されたという。また、建設に要する資金(総額で約6.4億ユーロ)については、中国輸出入銀行から「返済期間20年(猶予期間5年)、最低利率2.5%」という条件で調達されるという。

4. セルビア・ベオグラード-ギリシャ・テッサロニキ運河計画
During his stay in Beijing, Bačević will meet with Chinese officials and representatives of companies interested in cooperation or strategic partnership on the Belgrade-Thessaloniki navigable canal project, the ministry said in a release.

The infrastructure project is important for Serbia, the Balkans and beyond, since it would go through Serbia and Macedonia to the port of Thessaloniki in Greece, according to the authorities.

While in China, Bačević will clear the way for the signing of a protocol of understanding with Chinese state-owned China Gezhouba Group Company, which will be followed by a feasibility study.

Bačević said the ministry would begin preparing a spatial plan of the area the project would cover, accorhttp://www.blogger.com/blogger.g?blogID=5263141698922104278#editor/target=post;postID=6515129780898781779ding to the release.

"The project is a great developmental opportunity for Serbia and it is very important that we take advantage of it in the best way possible," he stated.
(2013年1月18日付 B92)

上記記事によると、マケドニア経由でセルビア首都ベオグラードとギリシャの港湾都市テッサロニキを繋ぐ運河の開削計画実現に向けて、北京においてセルビア鉱業相が中国の当局及び国営インフラ建設企業中国葛洲坝集团と会談し、共に前向きの反応を得たという(注2)

バルカンにおける中国のこうした動きは今後どのような波及を見せていくのだろうか?
 極東の安全保障環境に直ちに大きな変化をもたらすことはないだろう。
ただし、EU加盟国若しくは加盟候補国が居並ぶバルカン地域において中国の経済的存在感が増大すること、中国発の投融資や企業進出によって同地域ががより便利で豊かになっていくことで、将来的に、EUによる対中武器禁輸措置の解除の可能性が高まっていくこと、中国に対するスタンスについて米国とのEUとの間の合意形成がより困難なものとなっていく可能性には留意が必要であろう。

注釈
注1.COSCOの出資を受け入れて大きく変わりつつあるギリシャ・ピレウス港の動向やそれに関心を寄せる企業の動きを取り上げた記事として、 2013年3月29日にWEBRONZAに掲載された「中国によるギリシャ・ピレウス港支配の行方」も参照のこと。
2.なおセルビアに近接したルーマニアでもドナウ河と同国首都ブカレストを繋ぐ運河計画が存在するが、2011年9月9日に日本の駐ルーマニア大使館が作成した「ルーマニア月報 2011年7-8月号」によれば、そちらにも中国の関与があるようである。

参考資料
・B92 「Chinese interested in Belgrade-Thessaloniki canal」 2012年12月24日
・同上 「Chinese companies to build two highways in Serbia」 2012年12月28日
・同上 「Minister to talk Belgrade-Thessaloniki canal in China」 2013年1月18日
・同上 「Chinese initiative to build high-speed rail」 2013年2月21日
・China Economic Net 「HP launches transit center in Greece's Piraeus」 2013年3月2日
・WEBRONZA 「中国によるギリシャ・ピレウス港支配の行方」 2013年3月29日
・日本外務省 「ルーマニア月報 2011年7-8月号」 2011年9月9日

2013年3月4日月曜日

第四百七十九段 還俗とブログ表題変更のお知らせ

2014年3月4日を以て、点額法師は還俗しました。

ので、「世捨て人」「隠者」めいた称号を利用し続けるのも如何なものかと思い、
当ブログ表題をもう少し武張った感じの「RTAF情報部の不定期情勢報告」と変更致します。

因みに「RTAF」は「Republic of Tengakustan Armed Forces」の略称です。

まあ、表題を変えたからって何かが大きく変わるというものでもないのですが(書く内容は勿論、更新ペースの遅さも・・・・・・) 、一応ご報告までに。

2013年2月10日日曜日

第四百七十八段 中国北海艦隊艦艇、南シナ海へ行く

近年外洋遠洋での活動を活発化させている中国人民解放軍海軍(以下「PLAN」と表記)だが、それについて興味深い記事を見かけたので、それについての与太話というか妄想というかを一つ・・・・。

2013年1月31日日付の中国军网に以下のような記事が掲載された(注1)。記事の大意としては、PLAN北海艦隊に所属する旅滬級駆逐艦青島と江凱II級フリゲート艦煙台及び塩城の計3隻が、同年月日10時頃に、宮古海峡(沖縄本島と宮古島の間の海域)を超えて西太平洋(フィリピン海)に入り、同海域で訓練を開始したというものである。

新华社青岛舰1月31日电(黎云、米晋国)1月31日10时许,中国海军舰艇编队按预定时间通过宫古海峡,进入西太平洋海域,开展例行性训练。这是2013年度中国海军首次在岛链外进行军事训练活动。

宫古海峡,又称宫古水道,是琉球群岛的主岛冲绳岛和宫古岛之间的一条海上航道,宽约145海里,是琉球群岛中最宽的一条海峡。宫古海峡属国际水道,舰艇、飞机具有航行、飞跃自由,事先无需申请或者得到批准。

此前,国防部新闻事务局发布了中国海军舰艇编队将赴西太平洋海域训练的消息。在国际海域进行远海训练符合国际法和国际惯例,是世界各国海军训练的通行做法。2012年度,中国海军共组织进行了7批次远海训练,实现了远海训练常态化。

1月31日凌晨5时50分,中国海军舰艇编队导弹驱逐舰青岛舰,导弹护卫舰烟台舰、盐城舰,依次进入宫古海峡,向西太平洋海域航渡。经过4个小时航行,编队于上午10时许,通过宫古海峡进入西太平洋海域。编队离港时遭遇罕见大雾,并在通过宫古海峡时遭遇较大风浪,编队及时调整航行方案,按预定时间到达指定海域。

春节期间,中国海军舰艇编队将在远海开展多课目训练。

「PLANの艦艇が訓練のために宮古海峡を越えてフィリピン海入り(そしてそこで訓練)」という動き、最近では特に珍しくもなくなってきたものであり、始め当該記事を読んだ時も、以下の地図に示すような「宮古海峡通過→フィリピン海入り→同海域で訓練→宮古海峡を越えて帰港」という従来のパターンが繰り返されるものだと勝手に思い込み、さほど興味も抱いていなかった。

しかし、宮古海峡を越えてフィリピン海入りした青島と煙台、塩城の3隻は、その後従来のパターンとは異なる動きを見せてきたのだ。それを伝えるのが、同じく中国军网の2013年2月1日付の以下の記事である。
新华社青岛舰2月1日电(黎云、米晋国)由海军北海舰队3艘军舰组成的中国海军舰艇编队,2月1日11时40分许按照预定计划通过巴士海峡,进入我国南海海域。

1日凌晨6时40分,中国海军舰艇编队青岛舰、烟台舰和盐城舰以单纵队行进的方式,依次进入巴士海峡。因遭遇较大风浪,3艘军舰始终保持一定的间距和航速,经过5个小时的航行,顺利通过巴士海峡进入南海海域。未来几天,编队将在南海巡航,并开展多项训练。

巴士海峡位于我国台湾岛与菲律宾吕宋岛之间,是连接南海和太平洋的重要海上通道,是香港通往关岛和檀香山的重要航道。巴士海峡属国际航道,按照联合国海洋法公约规定,舰艇、飞机具有航行、飞越的自由。

截至目前,中国海军舰艇编队已连续航行3昼夜,总航程达1200多海里。期间,经受了恶劣气象和复杂海况的考验。
上記記事によると、西太平洋(フィリピン海)に入った青島と煙台、塩城の3隻は、次に進路を西にとって台湾とフィリピン・ルソン島との間に位置するバシー海峡を越え、パトロールや訓練を実施するために南シナ海へと入ったというのである。
南シナ海が中国も含めた沿岸諸国が領有権を巡って対立する西沙諸島や南沙諸島を抱えるアジアのホットスポットであることは、以前より度々報じられたり指摘されてきた通りである。そんな海域に、当該海域を主担当とするPLAN南海艦隊以外の艦隊に所属する艦艇が、従来は殆ど見られなかったルートから入ったというのだから、実に興味深い(注2)。

なお、そんなPLAN艦艇の今回の動きを示したのが以下の地図である。


そして、この宮古海峡通過→フィリピン海入り→バシー海峡通過→南シナ海入りという、従来のパターンとは異なるPLAN艦艇の動きを目にして、次のようなシナリオが頭に浮かんできた。

20××年×月、南沙諸島近海で操業していた中国漁船に対し、A国沿岸警備隊が「領海を侵犯した不法操業である」として拿捕を図った所、たまたま近くを巡航中であった中国公船が現場に駆けつけ、A国沿岸警備隊による中国漁船拿捕を阻止しようとした。不幸なことにその過程でA国側と中国側にそれぞれ負傷者若しくは死者が発生する事態となってしまった。
当該事態が報道に乗り、A国と中国ではそれぞれ相手国に対する強硬措置を訴える声が盛り上がりを見せた。
かねてより中国では、支配層の腐敗や貧富格差の拡大、経済成長の鈍化等によって共産党支配に対する国民の信認が大きく揺らいでいた。国内の動揺に危機感を深める共産党指導部は、当該事態を奇貨とし、国民の共産党に対する不満をA国への敵愾心を煽ることでガス抜きすると同時に、挑戦的なA国に「懲罰」を与えることで「国土・国民の守護者」として共産党の威信を回復する方策を採用した。
早速中国共産党は人民解放軍に命を下し、南シナ海を管轄する南海艦隊の艦船を南沙諸島一帯に派遣した。一方のA国もまたこれに対抗するため海軍艦艇を当該一帯に派遣した。
結果、中国側とA国側で戦闘の火ぶたが切って落とされることになったのだが、A国もまた最近の好調な経済成長を原資に軍備の近代化に励んでいたこと、そしてA国同様中国との間で西沙・南沙諸島問題について領有権対立を抱える国々がA国に直接的間接的な支援を提供したことにより、当初中国共産党指導部が夢見ていた「A国海軍に速やかに一撃を加えて屈服させる」事態は実現せず、中国共産党指導部は焦りの色を深めていった。
そこに加え、中国とA国との南沙諸島紛争による海上ルートの動揺がもたらす世界経済への悪影響を重く見た米国が当該紛争に介入するそぶりを見せてきた。
ここに至って中国共産党は、当初投入した南海艦隊のみの戦力では米国の介入が始まる前に望ましい形でA国との決着をつけることが困難と判断し、北海艦隊及び東海艦隊の戦力を増援として南シナ海に派遣することを決断した。
北海艦隊及び東海艦隊の艦艇が南シナ海に抜けるには、台湾海峡ルートと宮古海峡-フィリピン海-バシー海峡ルートがあるが、今回は政治的若しくは気象上の理由等から宮古海峡-フィリピン海-バシー海峡ルートが選択された。
南シナ海へ援軍として向かう中国の北海艦隊及び東海艦隊の艦艇が宮古海峡に近づきつつある中、果たして日本はどのような行動を示すのか。

以上のシナリオにおいて、日本がとり得る道は単純に二つ。
一つは、南シナ海に増援に向かう中国北海艦隊・東海艦隊の艦艇が宮古海峡を通過するの何もせず見守ること。これは単なる不作為ではなく、当該南シナ海紛争において日本が実質的に中国側の立場をとることを意味する。
もう一つは、自衛隊を投入して中国北海艦隊・東海艦隊の宮古海峡通過を阻止すること。これは南シナ海紛争において日本が中国に敵対する道を選択し、それを明確にすることを意味する。
どちらを選んだとしても、後の対中関係、対東南アジア関係、そして恐らくは対米関係に大きな影響や傷を残しかねない非常にシビアな決断となることは間違いないだろう。

そんな与太事を考えてみた休日の夜。はてさて、現実の南シナ海領有権問題はどのように展開していくのだろう?

注釈
注1.当該記事のリンク先は、http://chn.chinamil.com.cn/title/2013-01/31/content_5203334.htm
注2.当該記事のリンク先は、http://chn.chinamil.com.cn/jwjj/2013-02/01/content_5204991.htm なお、 中国海军のサイトに2013年2月7日付けで掲載された「海军联合机动编队再次经巴士海峡进入西太平洋」によれば、南シナ海での巡航や訓練を完了した北海艦隊艦艇(艦名は挙げていないが、前後の報道から青島と煙台、塩城のことでほぼ間違いないだろう)は、再度バシー海峡を越えて西太平洋(フィリピン海)に入ったとのことである。

参考資料
・中国海军 「海军联合机动编队再次经巴士海峡进入西太平洋」 2013年2月7日
・中国军网 「中国海军舰艇编队通过宫古海峡进入西太平洋海域」 2013年1月31日
・同上 「中国海军舰艇编队按预定计划通过巴士海峡 进入南海海域」 2013年2月1日