2014年8月9日土曜日

第四百九十一段 音速の遅い読書「現代地政学: グローバル時代の新しいアプローチ」

最近読んだ本の中で「国際情勢を眺める時の思考整理・事例分類をするのに有益な概念が紹介されているな」と思ったのが2冊あったので、その概念について簡単な抜粋をば(抜粋文書中の赤太字化は当ブログ作者による)。


まず最初に取り上げるのは、以下の一冊に挙げれらていた「地政的コード」という概念。






ある国が世界に対して自らを方向付けするやり方は地政的コードと呼ばれる。
世界各国は、5つの主な想定から成る地政的コードを定義する。
(a)目下の同盟国および潜在的な同盟国はどの国か。
(b)目下の敵国および潜在的な敵国はどの国か。
(c)どのようにして同盟関係を維持し、潜在的な同盟関係を促進するか。
(d)目下の敵国にどうやって対処し、脅威の出現にどのように対処するか。
(e)上記4つの想定を国民とグローバル社会に対してどのように正当化するのか。
上記5項目のうち、特に(e)について、「国民とグローバル社会」のどちらか一方への正当化に成功すれば、政府がその対外政策を維持・推進できるか否かは半々と言ったところだろうが、不幸にも両方で正当化に失敗すれば対外政策はおろか、政府さらには国家自体の命運が危うくなるだろう。

※2冊目は次段にて・・・・